車のパーツを処分する方法5選を詳しく解説。タイヤ、マフラー、バンパー、エアロパーツ、シートなど
車をカスタムしたり、修理したりすると出てくるのが、不要となったパーツですよね。このパーツの処分でお悩みの方は多いのではないでしょうか?
ここでは、ゴミとなった車パーツの適正な処分方法について解説していきます。
車のパーツは自治体で処分出来ない
車のパーツには、大きく分類すると以下のような種類があります。
◯樹脂パーツ
ボディパーツ、内装パーツ、テール、バンパーなど
◯金属パーツ
ホイール、フェンダー、ドア、マフラーなど
◯ゴム製品
主にタイヤ
◯その他パーツ
バッテリー、窓ガラス など
このようなパーツは、残念ながら自治体のゴミとして出すことはできません。小さなパーツであれば「不燃ごみ」などで回収してもらえる可能性はありますが、ほとんどのパーツは自治体のゴミ処理施設では「適正処理困難物」として扱われ、「不燃ごみ」や「資源ごみ」で出すことはできません。
東京都北区の公式HPでは、「自動車やオートバイの部品は、区のごみ収集には出せません。購入したお店、メーカーに相談してください。」と明記されています。(※引用:タイヤ等、車の部品を処分したいのですが、どうすればよいですか?)
そのため、不要となった車のパーツは、ゴミに出す方法以外で処分する必要があります。
処分方法1 ネットオークションを利用する
状態がいい(傷が少ない、凹みがない、まだ使える、など)
珍しいパーツ
人気が高い
このような車のパーツは、ネットオークションに出品することによって、処分することができます。パーツの状態や種類にもよりますが、条件が良ければ相場よりも高い価格で落札される可能性もあります。お金を稼ぎたい方にもおすすめの方法です。
ただし、オークションでのやり取りや商品の発送まで、全て自分で行う必要があります。大きなパーツだと梱包も大変ですし、時間もかかります。また、運送業者まで運搬する手段も必要となります。
そして個人同士のやりとりが多いため、トラブルが発生することもあります。お金が振り込まれない、連絡が途切れた、などのリスクが起こる可能性がゼロではないので注意しましょう。
処分方法2 中古車パーツ専門店に買取してもらう
車の中古パーツ専門店へ持ち込めば、パーツを買取してもらえます。純正品だけではなく、社外パーツ、カスタムパーツなども買取可能な場合があります。
専門店へ買取してもらえば、ネットオークションのように梱包や発送する必要がありません。持ち込めばその場で査定・買取が完了するので、時間や手間を最小限に抑えることが可能です。
店舗によっては出張買取や電話無料査定に対応しているところもありますので、事前に問い合わせてみると良いでしょう。
買取金額はオークションと比較すれば安くなります。また、パーツの状態や種類によっては買取不可なケースもあります。
処分方法3 民間の処分工場に依頼する
中古車パーツ店で買取してもらえない。オークションに出すのは面倒くさい…。その場合は、民間の処分工場に依頼すると良いでしょう。
民間の処分工場は、パーツの種類(樹脂パーツ・金属パーツなど)によって、持ち込む先が異なります。
◯金属パーツ → 金属屋さん
◯樹脂パーツ → リサイクル処分業者
◯ゴム製品 → 廃タイヤ処分業者
それぞれに持ち込めば、1kg=◯円、で買取してもらえる可能性があります。近くにこうした業者があれば、一度問い合わせみると良いでしょう。
「持ち込むのも面倒!」「早く簡単に処分したい!」という方は、廃品回収業者に依頼するのがおすすめです。
廃品回収業者なら、ご自宅まで出張回収してもらえます。基本的に、どんなパーツでもOK。さらに、車パーツ以外の不要物を回収してもらえるので非常に便利ですよ。費用はかかりますが、一番簡単で手間が少ないのでおすすめです。
処分方法4 新車購入時に一緒に処分する
新車を購入するときに、既存の車のパーツを処分してしまう方法もあります。新車を購入するときには、しばしば既存の車を下取りに出すケースが多いでしょう。
そのときに、車のパーツについても引き取ってもらえないか一緒に相談してみましょう。パーツが下取り
車の純製品やそれに近いものであれば、引き取ってもらえる可能性があるでしょう。
この方法のメリットは、うまくいけば費用をかけずにパーツを処分できることです。むしろ、下取りによって得た収入を新車購入費用から引いてもらうことが可能です。一方で、ディーラーによっては引き取りを断られる可能性もあります。
特に市販のカスタムパーツの場合は、結局ディーラーも廃棄せざるを得ないケースが多いため、断られる可能性が高いでしょう。また、当然ながら新車購入に伴う処分でなければ、この方法は利用できません。
処分方法5 不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼すれば、大方のパーツは処分してもらえます。また、現地まで引き取りに来てくれるため、重くて大きいパーツも手間なく処分を完了できます。分解や分別や複雑で個人では対応が困難なパーツの処分にも便利です。
大型のパーツの例
- バンパー
- ボディ
- エアロ
- テール
- ダッシュボードなど内装部品
分解や分別が複雑なパーツ例
- ホイール付きのタイヤ
- エンジンマウント
- ワイパー類
また、不用品回収業者は多数の不用品の運搬・処分を得意としているため、まとまった数のパーツを処分したい時にも便利です。一方で、ほかの処分方法と比べて費用が高くなるケースがしばしばあります。
もし家具や家電など処分する不用品がほかにもある場合は、まとめて処分を依頼するとボリュームディスカウントが効く場合もあります。車のパーツのほかにも不用品がある場合には、まとめて処分することも検討してみてください。
一般の不用品回収業者の場合は、買取可能な部品も一緒に処分されてしまう可能性もあります。その点はパワーセラーなら、買取・引取両面から検討してもらえます。買取可能な部品があるときには、処分費用と相殺できるでしょう。
車のパーツ処分時にかかる費用相場をお答えします!
車のパーツは、各部分によって使用されている材質が異なります。鉄やアルミが主であれば鉄くず屋で売ることが可能です。
その他のパーツは、自動車の中古パーツ販売店・整備工場・ガソリンスタンドで買取や有料回収してくれることもあります。
近くに自動車販売店や整備工場がない場合、地域の廃品回収業者に依頼するのがおすすめです。基本的には有料ですが、車のパーツのほとんどを回収してくれます。バッテリーやテールランプなどのパーツ処分に困っている場合には、廃品業者に連絡をするといいですよ。
車パーツ別 処分費用の相場は?
処分するパーツによって処分費用は変わってきます。重量に応じて価格がつくものや個数に比例するものとさまざまです。それぞれの処分費用についておさえておきましょう。
◯鉄が主に使用されているパーツ
鉄を主原料とするパーツは、鉄くずとして処分する前提であれば1kgあたり10〜15円で買い取ってもらえます。
たとえば、鉄が利用されている以下のパーツの場合、鉄くず屋に持ち込みすれば買取してもらえます。
- ボディ
- サスペンション
- マフラー
など
アルミタイヤについては、タイヤ1本ごとで買い取ってもらえる場合も。相場としては1本あたり350円~750円がひとつの目安となります。ちなみに車がまだ充分に使用できる状態であれば、鉄くずとして買取ってもらうよりも、車をまるごと下取りしてもらった方が高値がつくケースが多いです。
純製品であれば、ディーラーや中古車買い取り業者に一括で引き取ってもらえるケースも多いため、鉄くずとしての処分を検討する前に、車全体で処分できないか検討してみましょう。
◯バッテリー
相場:0〜1,500円ほど
交換する頻度は決して高くなく、定期的に車を乗り換えるなら下取りの車に取り付けたまま、売りに出されるケースが多いです。一方で、趣味で旧車を乗っている方などは、バッテリー自体の交換が発生する場合もあるでしょう。
ショップやホームセンターにて、無料で引き取ってもらえる可能性もあります。また、ガソリンスタンドでも有料回収を行っているところもありますので、一度確認してみましょう。
そのほか、資源回収業者や金属スクラップ業者に依頼する方法も。バッテリーの重量の半分以上は鉛となっているため、資源としての価値があります。鉄と比べると用途が限られるため買取ってもらえる可能性は高くないものの、無料引き取りであれば応じてもらえる可能性が相応にあるでしょう。
◯座席シート
相場:8,000〜10,000円ほど
座席シートには布や鉄、ウレタンなどの素材が使用されています。これらをきちんと分別することができてゴミ袋に入れば、そのまま燃えるゴミ・燃えないゴミとして処理できるケースもあります。
しかし大半の場合は分解するのは難しいので、専門の業者に依頼するのが有効な選択肢となります。基本的な処分方法としては次のようなパターンが考えられます。
まだ使用できる状態の場合
- 車のパーツショップでの引取り
使用不可で処分せざるを得ない場合
- 不用品回収業者の利用
- 粗大ゴミで処分
車のパーツショップでの買取が最も経済的で、うまくいけば収入が手に入ります。ただし、状態がよほど良好でなければ買取価格がつく可能性は低く、現実的には無料引き取りで処分できれば良い方でしょう。
自治体のルール上問題ないのであれば粗大ゴミで処分する方法もあります。不用品回収業者よりも安く済む可能性もあるので、一度自治体に問い合わせてみるのも一案です。これらの方法が不可なら、不用品回収業者に依頼すればたいていは処分してもらえます。
◯バンパー、エアロなどの樹脂製品
相場:0円~100円/1kgあたり
バンパーやエアロは、樹脂パーツとなります。純製品であれば下取りのときに一緒に売却できる可能性もありますが、カスタムパーツについては難しいでしょう。カー用品店、ショップなどで引き取ってもらうのがひとつの方法です。
不用品回収業者に依頼する場合は、上記の相場に加えて、出張料金が加算される場合もあります。しかし、不要な車パーツはほとんどがまとめて回収してもらえますし、自宅まで来てくれます。労力や手間が非常に少ないのでおすすめです。
バンパーやエアロを処分するときは、重量や質量に応じて料金がかかるケースが多いです。もし車のパーツに関わらず、多数の不用品を処分するときには、トラック一台の定額プランなどを利用したほうが経済的な場合もあります。たとえばパワーセラーの場合は軽トラック1台分の不用品は定額25,000円で処分可能です。
当社パワーセラーでも、東京・神奈川・千葉・埼玉の対象エリアの車パーツを回収しております。どんなパーツもOK!まとめて回収させていただきます。年中無休で営業しておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください。
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