厨房フライヤーの処分方法はどうする?お得な方法や注意点もご紹介
揚げ物調理をする際に非常に便利なのが、フライヤーですよね。しかしどこかのタイミングで、処分しなければならない時は来ます。その時、業務用であるフライヤーは果たしてどのように処分すればいいのか分からない方も多いと思います。
ここでは厨房で使用されるフライヤーの処分方法(買取・廃棄)について、詳しく解説していきます。
目次
業務用フライヤーを処分するタイミング
1 故障・不具合・寿命など
当然ながら、故障や不具合を起こして修復不可能になったフライヤーは、廃棄せざるを得ないですよね。とくにサイズの大きいフライヤーだと場所も取りますから、早めの廃棄を検討する方も多いと思います。
2 店舗閉店・アップグレード・店舗拡大など
「お店を閉めることになった」
「最新機種のほうが省エネだから買い替えたい」
「店舗拡大に伴い、現在のフライヤーでは効率が悪くなった」
上記のケースだと、現在使用しているフライヤーを処分または買い換えようと思う方も多いでしょう。
故障や不具合であれば廃棄するしか方法がないのですが、注意したいのが「フライヤーがまだ良好な状態」の場合です。誰しもが、このまま廃棄するのはもったいないと感じることでしょう。
その場合におすすめの処分方法が、リユース方法です。
価値のある業務用フライヤーはリユースが可能
上述したように、まだ良好な状態で価値のある業務用フライヤーは、リユースによる処分方法が可能です。ではどのような業務用フライヤーに価値があり、どのようにリユースすれば良いのでしょうか。詳しく解説します。
価値のあるフライヤーの特徴は?
リユースが可能な業務用フライヤーの主な特徴は以下のとおりです。
・製造年月日が5年以内(最長でも10年以内)
・油やホコリなどの汚れ、傷や錆が少なく見た目が綺麗
・機能が問題なく使える
・定期的なメンテナンスがされている など
とくに「製造年月日から5年以内」「人気メーカー(ホシザキ・マルゼンなど)」「最新機能が搭載」されているものであれば、高値で売却できる可能性が高くなります。
上記の特徴に該当する業務用フライヤーの処分を考えているのであれば、ぜひ買取を視野に入れてみることをおすすめします。
リユース方法1 インターネットを利用して自分で売る
リユース方法の1つに、「インターネットを利用して販売する」があります。お店を仲介したりせず、自分たちの手で売買が可能です。
インターネットでの売買で有名なサービスといえば、ヤフオクです。売りたいものを出品して、希望者が入札・落札されるのを待ちます。無事に落札されれば、商品を梱包・運搬して完了です。
メリットは、高値で売れる可能性がある点です。基本的には自分で設定した落札金額に入札されれば落札となりますが、入札者が増えるほどその金額は高くなっていきます。
大手メーカーで人気の高い業務用フライヤーほど、ときには驚くような高値で売れることもあるでしょう。
ただしデメリットも多く、「出品や発送の手間がかかる」「必ず入札されるとは限らない」「出品手数料がかかる(落札額の1〜2割ほど)」などがあります。
時間に余裕があり、気長にフライヤー処分を待てる場合には向いている方法です。
リユース方法2 買取業者に依頼する
「自分で売買する方法だと面倒」「すぐにでも売却したい」と検討しているのであれば、買取業者・リサイクルショップに依頼する方法があります。
買取してくれる店舗へと売りたい業務用フライヤーを持参すれば、その場で買取査定してもらえます。査定価格に納得できれば、そのまま回収してもらい、査定金額を受け取ります。
メリットは、その場ですぐに処分できる点です。オークション経由だと落札されるまでにタイムラグがありますが、店舗へ持参すればすぐに手放すことができます。
ただし、すべての買取業者にて買取をしてもらえるわけではありません。厨房用品に強いリサイクルショップであれば買取してくれる可能性も高く、さらに高額査定してくれる可能性も高いです。しかしそれ以外の業者だと、買取不可、または査定額が低くなる可能性があります。買取に最適なショップを探す手間がかかるとも言えます。
廃棄するしかないフライヤーは処分業者へ
故障や寿命によってリユースできないフライヤーは、廃棄処分しましょう。ただし、業務用フライヤーは特殊な区分となるため、捨てる際には注意が必要です。
以下、業務用フライヤーの廃棄方法を以下で詳しく解説します。
専門の処理業者に依頼して廃棄しよう
飲食店などで使用されていた業務用フライヤーは、「産業廃棄物」に指定されます。そのため地域の粗大ごみとして出しても、クリーンセンターへ持ち込みしても、断られてしまいます。
産業廃棄物の処理ができる専門業者へ依頼しなければ、業務用フライヤーを回収してもらえません。そのため、近くで産業廃棄物を扱っている専門業者を探し、そこへ連絡しましょう。
廃棄の際には、費用が必要となります。業者によってさまざまですので、事前に費用を確認しておきましょう。
業務用は正しく廃棄しよう
業務用機器は、持ち主がきちんと正しく廃棄することが定義づけされています。不法投棄をすれば社会問題となりますので、専門業者に依頼して確実に廃棄依頼するようにしましょう。
まとめ
このように業務用フライヤーの処分には、廃棄とリユースの2通りがあります。フライヤーの状態が良く価値が高ければ買取がおすすめです。最適な処分方法を選択しましょう。
当社パワーセラーでは、業務用フライヤーの回収を承っております。東京 神奈川 千葉 埼玉の対象エリアの店舗まで出張回収も可能です。ご連絡いただければ、即日対応も致します。
店舗の移転・閉店などで処分したい厨房機器が多くある場合でも対応しております。まずはお電話にてご相談ください。
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