物置の処分方法6選|自分で捨てる方法と業者に依頼する場合の相場も紹介

引越や買い替えで、物置を処分したい。家の解体や売却で物置の処分をしなくてはならない。しかし、サイズにもよりますが物置は家庭ゴミとして受け付けていない自治体が多いです。
ではどのように物置を処分すればよいのでしょうか?今回は6つの処分方法と費用の相場を紹介しします。


物置を処分する方法6選

- 方法①|自治体の粗大ゴミに出せるか確認する
- 方法②|ジモティまたはヤフオクに出品する
- 方法③|リサイクル買取業者に依頼する
- 方法④|鉄くずスクラップ業者に持ち込むか来てもらう
- 方法⑤|不用品回収業者に依頼して回収してもらう
- 方法⑥|自分で解体して市のゴミ施設に持ち込む
方法①|自治体の粗大ゴミに出せるか確認する
物置は自治体の粗大ゴミで受け入れが不可の場合が多いですが、小型の物置なら粗大ゴミとして出せる場合もありますので、市役所やクリーンセンターに電話して確認してみましょう。
物置の搬入条件として、たとえば次のような制約がある自治体もあります。
- 組み立て式のスチール物置で、解体済みの物に限る
- 2mを超える廃材は切断する
方法②|ジモティまたはヤフオクに出品する
ジモティやヤフオクに出品して販売する方法もあります。配送方法を「配送不可(落札者自身に運搬してもらう)」に設定すれば、発送の手間を省くことができます。また、かなり小型の物置であれば「家財おまかせ便」(旧ヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財便」)などを利用する方法もあります。三辺サイズの合計が350㎝程度までとなりますので、大型の物置は運送できません。
また、必ずしも落札されるとは限りません。売れ残った場合は自宅で保管し続けることになりますし、売れたとしても安価になることが多いです。労力に見合うかどうかを検討する必要があるでしょう。
そこでおススメなのが、ジモティなどで「譲ります=無料0円で、トラックで取りに来ていただける方限定!」という形で出品ておくと意外に早く引き取り手が決まる場合もあります。
メルカリでは実際に多くの物置や倉庫が出品されています。2024年2月12日現在の出品状況を見てみましょう。
商品 | 出品価格 |
---|---|
山善 ガーデンマスターHSSB-098(幅90×奥45×高84cm) | 16,618円 |
山善 ガーデンマスター HSSB-0915 (幅93×奥50×高154㎝) | 37,101円 |
大型物置 スチール 屋外物置 | 23,309円 |
大容量1000L 大型物置 19795 | 4,800円 |
概ね1万円台後半から5万円台の出品事例が多く見られます。なお、いずれも送料は出品者負担となっているため、実際には梱包や運搬費用がかかることを考慮しておきましょう。
また、これらはあくまで出品事例であり、実際に成約に至ったわけではありません。買い手が付かなければ値下げする必要がある点に注意が必要です。
方法③|リサイクル買取業者に依頼する
メーカー品で新しい物置であれば買取を行っているリサイクル業者もあります。自宅まで回収に来てくれる業者もあり、うまくいけば多少の利益を得ることも可能です。買取ができなくても販売ができる物置の場合、無料回収をしてもらえる事もあります。ただし、リサイクル業者で引き取ってくれる物置には条件があります。
- 新しく状態が良い、古くない
- スチール製(木製はNG)
- 有名メーカー
- 持ち運び可能なもの(小型~中型のほうが買取になりやすい)
近所に大型のリサイクルショップがあれば買取の可能性はありますが、できれば、物置専門の業者を探せると良いです。専門業者の買取事例を調べたものが下記となります。鍵付きのほうが高く売ることができます。また、ホームセンターの買い替えなどであれば、業者を紹介してくれるかもしれません。
物置の種類 | 買取価格相場 |
---|---|
イナバ物置 | 15,000円~65,000円 |
ヨド物置 | 8,000円~50,000円 |
タクボ物置 | 6,000円~40,000円 |
サンキン物置 | 3,000円~18,000円 |
方法④|鉄くずスクラップ業者に持ち込むか来てもらう

鉄くずスクラップ屋さんに買取をしてもらう方法もあります。鉄くずの持ち込みでの買取価格は、毎月変動するため、正確な数字ではありませんが1㎏あたり30円~50円が相場です。100㎏の物置なら3000円~5000円になります。
「スクラップ業者」で検索すれば近所にいくつもの鉄くず屋さんを見つけることができます。自分で持ち込むか、運搬が難しければ、トラックで引き取りに来てくれる業者もいます。買取金額と出張運搬費を相殺してくれ無料回収で来てくれるスクラップ業者を見つけることができれば良心的な相場だと思われます。
ただし、物置の作りやサイズによっては分解や搬出が大変なものも多く、スクラップ業者さんが対応してくれない事もあります。
方法⑤|不用品回収業者に依頼して回収してもらう
物置の処分には、不用品回収業者の利用もおすすめです。状態の悪い物置や、木製の物置でも処分・回収が可能で、中に不用品がある場合の処分もすべて行ってくれます。費用はかかりますが、手間や労力を考えれば決して高くはないでしょう。
不用品回収業者に依頼した場合の費用は、以下が目安の相場となります
- 2名程度で運搬可能なもの:「5,000円~10,000円」
- 大きくて解体が必要なもの:「25,000円~40,000円」
物置の中にたくさん不用品がある場合には解体と不用品処分の両方ができるので不用品回収業者が便利です。大型の物置でカギを紛失してしまった場合はホームセンター経由でメーカーから鍵を取り寄せておくと良いです。

方法⑥|自分で解体して市のごみ施設に持ち込む
中型までの物置であれば、自分で解体して処分することも可能です。ドライバーやスパナなどの道具を揃え、屋根部分から下に向かって解体していきます。ただし、物置の部品は重量があるため、2~3人で行うのがおすすめです。
解体した物置は粗大ゴミとして処分できますが、自治体によってルールが異なるので事前に確認しましょう。
解体して市町村の粗大ゴミに出す場合の費用
解体した部品を粗大ゴミに出す場合、自治体ごとに費用が異なります。主要都市の費用相場は以下の通りです。
自治体 | 回収品 | 料金 |
---|---|---|
横浜市 | 最も長い辺が1m未満の物置 | 1,000円 |
最も長い辺が1m以上で解体済みの物置 | 1,500円 | |
大阪市 | スチール製組立式・解体済みの物置 | 1,000円 |
名古屋市 | 解体した状態にある物置 | 1,000円 |
自治体によってルールや価格が異なるため、必ずお住まいの自治体の粗大ゴミのルールを確認してください。
注意点ですが、物置の解体にはさまざまな道具が必要です。事前に取りそろえておきましょう。次の通り①必須のもの②あれば便利なもの③快適に作業するうえで必要なものをまとめました。
①解体に必須なもの
- 軍手
- スパナまたはレンチ
②あれば便利なもの
- ハンマー・バール・ペンチ
- 脚立
- 潤滑スプレー
- 電動ドライバー
物置の処分ならパワーセラーにご相談ください
私たちパワーセラーでも、物置の処分・回収を承っています。
- 物置が解体出来ずに困っている
- 一人で運搬もできないので処分に悩んでいる
- 他の業者に依頼したら高かった
- 実家の解体予定だが、鍵が閉まっていて中の物が出せない
そのようにお悩みの方は、ぜひご相談ください。関東圏エリア(東京・千葉・神奈川・埼玉)エリアのお客様なら、都合が合えば最短即日の対応も可能です。
見積もりだけなら無料です。お電話(0120-85-2060)またはお問い合わせにて、ご連絡をお待ちしております。



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