キャビネットの処分方法7選!買い取りや解体、処分のポイントや費用を紹介
キャビネットは、オフィスでも家庭でもしばしば使われる家具の一つです。丁寧に扱えば比較的長持ちするため、いざ買い替えや引っ越しで処分するとなると「処分方法がわからない」という方も少なくありません。
キャビネットの処分方法は複数あり、状態が良ければ買取ってもらえる可能性もあります。
今回の記事では、キャビネットの処分方法や費用などをまとめました。家庭の模様替えやオフィス家具の棚卸の際などに、ぜひ参考にしてください。
処分前に確認!キャビネットにはどんな種類がある?
キャビネットには大きく分けて、次の3種類があります。
- キッチン用キャビネット
- リビングや居室用キャビネット
- オフィス用キャビネット
特にオフィス用とそれ以外では、処分方法が違う場合もあるので注意しましょう。まずは、それぞれのキャビネットの特徴を紹介します。
キッチン用キャビネット
キッチン用キャビネットは、台所に設置する収納棚です。主に、食器類やカトラリー、調理器具など台所周りにあると便利なものを収納します。
台所や大きな食器棚に備え付けられていて、頭上にものを収納する「ハイキャビネット」と、ほかの棚と同じように床に置く「ロータイプ」があります。ハイキャビネットはキッチンなど他の設備や内壁に設置されているケースが多いため、キャビネット単体で処分できるのは、主に後者の「ロータイプ」です。
キッチンは収納する備品が多いため比較的大型で、ガラス戸を採用するケースが多いのが特徴です。安価なキャビネットは2~3万円程度で購入できるため、家具量販店で購入するような汎用品は買取が難しい可能性があります。その場合は、粗大ごみや不用品回収での処分を検討しましょう。
一方で、ヴィンテージ品やブランド物など、もともとが高級品であれば状態が良いものであれば買取ってもらえる可能性は充分にあります。
リビングや居室用キャビネット
リビングに設置する収納用の家具を指します。収納用の家具全般を指す場合もあれば、背の低いものは「リビングボード」「サイドボード」と呼び、背の高いものに限って「キャビネット」と呼ぶケースもあります。
サイズによって価格に差が出る可能性はありますが、どのタイプのキャビネットも同じ方法で処分が可能です。木製の製品が多いですが、扉や金具にはガラスや金属を使用する場合もあります。
リビング・居室用キャビネットも小型の汎用品は数万円程度で購入できるため、買取をしてもらうのは容易ではありません。粗大ごみや不用品回収に出すほか、小型の製品であれば分解するのも一つの方法です。
一方で、大型テレビも収納できる「テレビ台」の大きなものでは数十万円単位になるため、買取ってもらえる可能性は充分にあります。また、高い木材を使用している高級品も、状態が良ければ買取に応じてもらえるでしょう。
オフィス用キャビネット
オフィス用のキャビネットは、大きく分けて次の3パターンがあります。
- 引き戸タイプ
- 両開きタイプ
- オープンタイプ(扉がない)
オフィスのキャビネットは、頑丈さなどを優先して、金属を使用しているものが多いです。
ただし、来客用スペースなど、デザインやオフィスの景観を重視する場所に設置するキャビネットについては、木製のものも少なくありません。
扉付きの場合は、重要書類などを保管できるよう鍵付きになっているものもみられます。机の横に備え付ける小型のものから、壁際や倉庫に設置する大型のものまで大小さまざまなキャビネットがあります。
価格としては小型のものであれば1万円以内、大型のものでは数万円~10万円程度が目安です。状態がよく高価な製品は、買取に応じてもらえる可能性はあります。オフィス家具を専門としている業者に買取を依頼するのも一つの方法です。
オフィス用は産業廃棄物になる可能性が高いので注意!
金属、ガラス、プラスチックが多く使用されたオフィス用キャビネットは、処分する際に産業廃棄物扱いになる可能性が高いので注意しましょう。
産業廃棄物は、通常の粗大ごみと同じ手続きで処分ができません。依頼する際には、産業廃棄物処理の許可証を持つ業者に依頼する必要があります。無許可の業者に産業廃棄物に該当するキャビネットを処分させると、処分業者だけでなく依頼者した企業も罰せられる恐れがあります。
無許可であったことを知らなくとも罰則を免れることはできないため、必ず事前に業者の免許の有無を確認したうえで依頼しましょう。
なお、すべてのオフィス家具が産業廃棄物になるわけではありません。特にキャビネットの場合は、木製の製品は事業系一般廃棄物に該当するケースが多いです。事業系一般廃棄物は、自治体によって処分方法が異なります。粗大ごみと同じように処分できる場合と家庭用ごみとは処分方法が異なる場合があるので、事前に自治体に確認しておきましょう。
なお、パワーセラーは、産業廃棄物を含む多様なオフィス家具の買取・処分に応じています。産業廃棄物がある企業の方も、安心して買取・処分を依頼してください。
パワーセラーのオフィス家具の買取・処分の詳細はこちら。
キャビネットの処分方法7選
キャビネットの処分には、大きく分けて7つの方法があります。
- フリマアプリ・オークションアプリで売却
- リサイクルショップ・買取業者に買い取ってもらう
- 家具専門業者に売却する
- 自分で解体して一般ゴミに出す
- ジモティーなどを活用して無料で譲る
- 粗大ゴミとして処分する
- 不用品回収業者を利用する
それぞれの方法について詳しく紹介します。自分にとって適切な処分方法を考えるうえでの参考にしてください。
1.フリマアプリ・オークションアプリで売却
フリマアプリやオークションアプリに出品して、キャビネットを欲しがる利用者に買取ってもらう方法があります。メルカリやYahoo!オークションといったサービスが有名です。
売却する場合には、キャビネットの情報をアプリに画像付きで掲載します。出品したのちは買い手が付くのをまちましょう。買い手がついたら、それぞれのサービスのルールに従って成約させます。
キャビネットの梱包・配送し、買い手から売却代金を徴収する仕組みです。梱包や配送の手配は自分で行う必要があります。キャビネットのような大型家具は、費用を払って業者に配送してもらうのが一般的です。
フリマアプリ・オークションアプリで売却するメリット・注意点
フリマアプリ・オークションアプリのメリットは、うまくいけば現金収入が入ることです。買い手がうまく見つかれば、次に紹介するリサイクルショップ・買取業者よりも高値で売れるチャンスもあります。キャビネットについては、高いものでは出品価格が数万円に設定されます。
逆に注意したいのは、処分に時間がかかったり買い手が出ずに処分できなかったりするリスクがあることです。買い手が付かないと、結局別の処分方法を取らざるを得なくなります。結局手続きが二度手間となるケースも少なくありません。
配送については、ヤフオクで発送するときは、ヤマト便の「らくらく家財便」を利用すると良いでしょう。梱包不要でしかも配達員2名が取りに来てくれるので、労力削減となります。
一方でメルカリの場合は、大型の家具については送料を出品者が負担しなければならないため、送料込みで出品をする場合があります。
また、梱包・配送を業者にまかせると高額な料金がかかります。数千円~数万円の手数料がかかるため、売却で得た現金がほとんど残らない、むしろ収支がマイナスになるケースもあるでしょう。
処分にかかるコストまで加味して、フリマアプリ・オークションアプリの利用を検討してください。
2.リサイクルショップ・買取業者に買い取ってもらう
付加価値の高いキャビネットであれば、リサイクルショップや買取業者に売却する方法もあります。日本各地に中古品の販売・買取の双方を手がけるリサイクルショップや、買取を専門としている業者があります。
さまざまな製品の買取に対応するサービスであれば、キャビネットの買取査定を受けることが可能です。オフィス用キャビネットの場合は、オフィス家具専門のサービスを利用するのもよいでしょう。
リサイクルショップや買取業者には、大きく分けて次の3つの買取依頼方法があります。なお、業者によって対応可能な買取方法は異なります。
- 店舗買取:店頭に利用者が持ち込んで査定を受ける
- 出張買取:スタッフが利用者の元に訪問して査定する
- 宅配買取:宅配便で買取対象の製品を配送して査定してもらう
キャビネットのような大型製品では「宅配買取」は応じられない可能性が高いため、店舗買取や出張買取を利用する方が多いです。
自家用車で店舗までキャビネットを輸送可能で、かつ買取ってもらう可能性を少しでも高めたいなら、店舗買取がおすすめです。一方で、梱包・配送の手間を省きたいなら出張買取を利用しましょう。
リサイクルショップ・買取業者に買い取ってもらうメリット・注意点
キャビネットの質が高ければ、売却して現金収入を得られるのがメリットです。出張買取を利用すれば、梱包や配送の手間がかからないのも魅力といえます。キャビネットを運搬する人手が足りない一人暮らしの方や、重いものを運ぶのが辛い女性・高齢者にとっては便利な方法です。
幅広い製品の買取に応じている業者なら、複数の製品を売却により処分できます。引っ越しなどで多数の不用品が生じる場合にも便利です。
一方で、店舗買取の場合は、現地まで製品を持ち込まなければならないため、手間と負担がかかります。一人暮らしの方や大型の自家用車がない方は、運搬が困難です。また、良品でなければ買取査定額が付かず、結局処分せざるをえない場合もあります。
特に大型の家具店で買うような安価な製品は、買取ってもらうのが難しいでしょう。出張買取はサービスによっては出張費用が徴収されます。買取価格が付くか不安な方は、出張査定を無料で行う業者を利用してください。
3.家具専門業者に売却する
家具を専門としている買取業者も、キャビネットの買取依頼が可能です。家具の査定に関して専門知識を有するスタッフが査定するため、適正価格で売却できる可能性が高くなります。
特に、arflexやdomani、Cassinaといった高級家具やアンティーク家具の価値を適正に評価してくれます。家具の専門業者への買取も、店舗買取や出張買取で行います。ブランド品、高級品やアンティークなキャビネットの処分を検討している方には、おすすめの処分方法です。
家具専門業者に売却するメリット・注意点
高級なキャビネットについては、専門業者に査定してもらった方が、本来の価値に見合った買取価格を提示してもらえる可能性が高いでしょう。出張査定に対応している業者を利用すれば、運搬や梱包の手間を省けるのは、リサイクルショップ・買取業者と同様です。
注意したいのは、汎用品は家具専門の業者に依頼しても査定額がアップするとは限らない点です。高級品やアンティークを中心に扱っている業者の場合は、むしろ総合買取業者なら値が付く汎用品すら買取ってもらえない可能性もあります。
また、家具の買取しか対応していないため、リサイクルショップ・買取業者のように他の不用品をまとめて査定に出せない場合があります。
アクセサリーや家電、衣類などほかの不用品を合わせて処分するなら、多様な商品を査定可能なリサイクルショップ・買取業者を利用しましょう。
4.自分で解体して一般ゴミに出す
キャビネットは解体しても問題ないため、細かく分解して一般ゴミに出すことも可能です。木材であれば燃えるゴミ、プラスチックや金属であれば燃えないゴミになるのが一般的ですが、具体的なゴミの区分は各自治体で確認しましょう。
少し手間がかかりますが、木材であればノコギリがあれば分解が可能です。金属も金切鋸などの工具があれば不可能ではありません。一般ゴミで使用する袋に入るサイズまで分解できれば、週1~2度は回収日がある一般ゴミとして処分できます。工具が元々家にあるならば、処分にかかる費用はゴミ袋代だけです。
自分で解体して一般ゴミに出すことのメリット・注意点
自分で解体するメリットは、粗大ゴミや不用品回収に依頼するためのコストを節約できる点です。自治体指定のゴミ袋の費用はかかりますが、多くの場合は解体した方がコストを抑えられます。
また、粗大ゴミでの処分には事前の日時指定が必要となるのに対して、一般ごみであれば毎週回収日があります。迅速に処分できるのもメリットといえるでしょう。
最大のデメリットは、解体に手間と負担がかかることです。小型で木材のキャビネットであれば、ノコギリがありかつ若い男性など力がある方であれば解体は不可能ではありません。
一方で、金属製や大型のキャビネットは解体が難しく、失敗するとケガや事故のリスクもあります。解体が難しいと感じたら、無理をせず粗大ゴミや不用品回収業者を利用するのが良いでしょう。
また、自治体によっては解体した家具でも粗大ごみに出す決まりになっている場合があります。たとえば東京都港区は、元の状態で粗大ゴミにあたる家具を解体しても、可燃ゴミ・不燃ゴミに出せない旨を、Webサイトに明記しています。解体に着手する前に、自治体のルールを必ず確認しておいてください。
5.ジモティーなどを活用して無料で譲る
ジモティに、売却や無料譲渡の記事を掲載して、引き取り手を募る方法もあります。ジモティーは地域別に多様な目的で記事掲載や情報交換ができる掲示板サービスです。そのなかには不用品譲渡の記事掲載や、問い合わせができるページもあります。
都道府県や地域を指定して掲載できるため、フリマアプリやオークションアプリと異なり遠方への配送を迫られる心配がありません。価格をゼロ円にすれば無料で譲れますし、価格を設定して売却することもできます。売却の場合には、うまくいけば現金収入が手に入ります。
梱包や配送などの対応を自分でしなければならないのは、フリマアプリやオークションアプリと同様です。
ジモティーなどを活用して無料で譲るメリット・注意点
ジモティーは、うまくいけば粗大ゴミや不用品回収業者を利用するよりも低コストで処分ができます。キャビネットを必要としている人に、無料譲渡や売却が可能です。
梱包や配送のコストを買い手に負担してもらう、引き取り手に取りに来てもらうなど、受渡方法を柔軟に指定できるのも特徴といえます。
注意点としては、引き取り手が付かなければいつまでも処分できないことです。引き取り手が現れるタイミング次第ではありますが、処分を急いでいる方には不向きの方法といえるでしょう。
また、梱包・配送を業者に代行してもらえばその分の費用がかかります。仮に引き取り手から一切代金を徴収しない場合は数千円以上のコストがかかるため、実は粗大ゴミの方がリーズナブルなケースもあるでしょう。
ただし、ジモティーは引き取り手に配送料金を負担してもらう、取りに来てもらうなどの方法も取れます。
6.粗大ゴミとして処分する
多くの自治体は、キャビネットを粗大ゴミで処分できます。粗大ゴミの手続きは自治体により異なりますが、事前に粗大ゴミを引き取る日を予約して、その日になったらキャビネットを所定の場所や家の前に出すなどして引き取ってもらう仕組みです。処分するために、一定の費用がかかります。
自分で処分場に持ち込む場合は、輸送コストがかからない分処分費用が減免される場合があります。自家用車を持っていて、かつ処分予定のキャビネットが小型の場合には持ち込みも検討しましょう。
粗大ゴミとして処分するメリット・注意点
粗大ゴミであれば、ほぼ確実にキャビネットを処分可能です。引き取ってもらう日を指定しておけば、処分に向けたスケジュールも立てやすいでしょう。また、不用品回収業者を利用するよりは、処分費用がリーズナブルなケースが多いです。
自治体の行政サービスの質や時期にもよりますが、一定程度先にしか予約を入れられないため、処分までに時間がかかる点には留意しましょう。引っ越しに伴う処分など期限が明確な場合には、早めに予約を取る必要があります。
また、自治体によっては特定の場所までキャビネットを運搬しなければなりません。仮に家の前に出すだけで良い場合も、室内から玄関へは自分で移動させる必要があります。大型のキャビネットの場合は、運搬に苦労する方もいるでしょう。
7.不用品回収業者を利用する
民間の不用品回収業者に依頼して、不要なキャビネットを引き取ってもらう方法もあります。自治体の粗大ゴミより費用がかかる場合が多い分、柔軟に日時を指定できるサービスが多いです。
Webや電話などを通じて業者に予約を入れると、指定した日時にスタッフが来訪し、キャビネットを持ち出してくれます。設置場所からスタッフが運搬してくれるため、利用者が自分で運んだり梱包したりする手間は一切かかりません。
ちなみに、パワーセラーのように買取と処分の両方に対応している業者もあります。これなら買取業者への査定と回収業者への依頼が二度手間になる心配がないため便利です。
引き取り費用は業者によって、またキャビネットのサイズによって大きく異なりますが、パワーセラーの場合は2,000円~10,000円となります。
不用品回収業者を利用するメリット・注意点
不用品回収業者を利用すれば、一般的なキャビネットであれば確実に処分できます。日時を柔軟に調整できるため、引っ越し日が迫っているなど迅速な処分が必要な時にも便利です。利用者による運搬が必要なので、一人暮らしの方や高齢者なども手間なく利用できます。
多くの回収業者は、複数の不用品の処分に対応しています。さまざまな不用品をまとめて処分したい方にも、おすすめです。
ただし、自治体の粗大ゴミサービスなどと比べて費用が高い場合があるため、自治体と比較したうえで利用を検討しましょう。
また、無料回収を謳いながらあとでリサイクル料など不透明な費用を徴収する業者もいます。パワーセラーのように価格が明示されていて、信頼できる業者を利用しましょう。
キャビネットの処分方法はどれがいい?
基本的なキャビネットの処分方法の検討プロセスは次のようになります。
- まずは買取ってもらえないか検討
- 無料もしくは安価で処分する方法を考える
- それでもダメなら費用を払って処分
処分までの期限が決まっている場合は、その期限に間に合うよう早めに動き出すことが大切です。
まずは買取ってもらえないか検討
処分しなければならない期限に余裕がある、そもそも期限が明確でない場合には、まずは買取の余地をみてみましょう。うまくいけば費用がかからないどころか、むしろ現金収入を得られる可能性があります。
まずは、リサイクルショップ・買取業者に電話などで相談して値が付く余地がありそうか確認してください。買取余地がありそうで、自力で運搬できるなら、実際に店舗に行って査定に出しましょう。
もし出張手数料が無料の業者があるなら、出張査定を依頼するのも一案です。品質に自信があるなら、配送・梱包をしても赤字にならない金額でフリマアプリ・オークションアプリに出品するのもよいでしょう。
なお、処分にはほとんどの場合コストがかかるため、配送費用のかからないリサイクルショップ・買取業者による買い取りであればたとえ「買取価格0円」でもお得です。価格に過度にこだわらず、買取に応じる業者が現れた場合は早めに決断したほうがいいでしょう。
売れるキャビネットの特徴
売れるキャビネットの特徴は、次の通りです。
- 傷や汚れが目立たない
- 通販やIKEAなどの安価な家具ではない
- 一般的な製品で「新品に近い」
- アンティークやブランド物
リサイクルショップ・買取業者に出すなら、傷・汚れが目立たないことが第一です。普段から製品を劣化させないように注意深く使用しましょう。
また、IKEAや通販で購入できる安価な家具は、一般に値が付きにくいです。ただし、パワーセラーでは保存状態のよいニトリ製品を買取った事例もあります。時間に余裕がある方は念のため問い合わせてみるとよいでしょう。
それ以外の一般的なキャビネットも古くなれば断れるリスクが高くなります。新品に近い製品であれば買取ってもらえる可能性もあるでしょう。一方でアンティーク製品や高級ブランドのキャビネットは付加価値が高く、高価での買取も期待できます。これらの製品は保存状態がよければある程度年数が経過しても売却が可能です。
無料もしくは安価で処分する方法を考える
買取が難しいなら、無料・安価で処分する方法を考えてみましょう。時間に余裕があるなら、ジモティーを利用すれば無料で譲渡できる可能性があります。また、力がある方であれば、キャビネットの解体にチャレンジしてみるのも一つの方法です。一般ゴミで処分ができれば、費用はゴミ袋代の数百円程度で済むでしょう。
解体しやすいキャビネットとは?
家庭でも解体しやすいキャビネットは部品の大半が木で出来ていて、かつ比較的小型のキャビネットです。人の背丈に近いような大型のキャビネットは、それだけ解体作業が難航しますし、大きな板が倒れてケガや事故につながるリスクも高まります。
また、プラスチックや金属・ガラス部品が多いキャビネットも解体は困難です。これらの部品を解体するための専用工具が必要となります。もし工具を購入するとなると、他の処分方法のほうが安く済むでしょう。また、金属・ガラスは解体すると尖った危険な状態となるため、ケガのリスクが一層高まります。
たとえ小型のキャビネットでも解体は力仕事で、手間と負担がかかります。解体が困難と感じたら、無理をせずに他の処分方法を検討してください。
それでもダメなら費用を払って処分
ここまで紹介した方法が困難もしくは、時間的に余裕がない場合は、費用を払って処分しましょう。時間にある程度余裕がある場合で、玄関先や指定場所までキャビネットの運搬が可能なら、粗大ゴミの利用を検討してみましょう。自治体により価格は異なりますが、概ね数百円~5千円以内で処分できるケースが多いです。
一方で自治体のサービスでは間に合わないという方、他にも複数の処分品があって、粗大ゴミでは却って費用が高くつく方は、不用品回収業者の利用を考えてみてください。こちらはキャビネット単体で処分する場合で、数千円~1万円程度が目安となります。
キャビネットの買取目安や処分費用
キャビネットの買取価格や処分費用の目安をまとめました。処分方法を検討するうえでの参考にしてみてください。
キャビネットの買取価格の目安
パワーセラーでは、キャビネットに近い製品として「食器棚」「チェスト」などは買取事例があります。いずれも持ち込みでの買取価格で、目安は次の通りです。
製品 | 価格目安 |
食器棚 | 2,000円~8,000円 |
チェスト | 1,000円~2,000円 |
テレビボード | ~500円 |
一方で、高級ブランド家具や品質の良い家具の場合はさらに高額買取となるケースも散見されます。
家具名 | 買取価格(事例) |
Cassina ixc. カッシーナ LOTUS ロータス 4段ドロアー | 65,000円 |
USM Haller USMハラー システム TVボード 3列1段 ホワイト | 35,000円 |
アンティークチェスト 4段引出し収納 フランス製仕様 ウォールナット材使用 | 24,000円 |
MUJI 無印良品 オーク材 ガラスキャビネット | 14,000円 |
キャビネットの処分にはいくらかかる?
キャビネットを処分する場合には、大きく分けて粗大ゴミに出す場合と、処分業者利用する場合が考えられます。粗大ゴミについては自治体とキャビネットのサイズにより価格帯が異なりますが、数百円~5千円以内で処分できるケースが多いです。
いくつかの自治体の例をあげると、次の通りです。
自治体 | 費用 |
渋谷区(箱もの家具の費用) | 400円~2300円 |
東京都三鷹市 | 200円~600円 |
横浜市(戸棚・食器棚などの費用) | 500円~1500円 |
大阪市(本棚・たんす・食器棚などの費用) | 400円~1000円 |
キャビネットの費用が明記されていない場合は、サイズをみたうえで戸棚、食器棚やタンスなどの費用を参考にしましょう。どの分類に入るかわからない場合は、事前に自治体に確認しておくとスムーズです。
また、民間業者の例としてパワーセラーの処分費用の目安は次の通りです。
家具 | 費用 |
タンス・棚・机(小) | 2,000円~4,000円 |
タンス・棚・机(中) | 5,000円~7,000円 |
タンス・棚・机(大) | 8,000円~10,000円 |
オフィス用スチールロッカー | 5,000円 |
オフィス用スチール棚 | 5,000円 |
ただし、複数の製品をまとめて処分したほうが安くなるケースもあります。たとえばパワーセラーの場合は処分費用の総額が25,000円を超える場合はボリュームディスカウントがあります。
また、軽トラック1台分の不用品の処分を25,000円で対応するサービスもあります。不用品がキャビネットのほかにも多数ある場合には、パワーセラーなどの不用品回収業者を利用したほうが手間がかからず、お得な場合もあるのです。
まとめ
キャビネットはオフィス用、キッチン用やリビング用など複数のタイプがあり、家庭でも職場でも処分する場面が想定される備品です。特に職場で処分する場合、産業廃棄物扱いになる可能性があるので、処分を依頼する業者に注意しましょう。
キャビネットの処分方法は粗大ゴミに出すほか、リサイクルショップ・買取業者への売却や不用品回収業者の利用などさまざまな手法があります。時間があるなら買取にチャレンジして現金収入の獲得を試みる方法を検討しましょう。一方で処分を急ぐ場合や複数の不用品をまとめて処分する必要がある場合は、不用品回収業者を利用するのが便利です。
処分費用を抑えるか、できるだけ迅速に処分するか、優先するポイントを明確にしたうえで、自分にとって最善の方法でキャビネットを処分しましょう。
なお、パワーセラーでは、買取・処分の両方に対応しています。売却可否に関わらずキャビネットを処分できるため便利です。また、複数の不用品をまとめて処分するとよりリーズナブルに利用できます。引っ越しやリフォーム、事務所移転などでキャビネットを含む大量の不用品が出る場合には、まとめて処分を相談してみてください。
オフィスの不用品処分についてはこちらです。
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事務机・スチールデスクの処分方法は?買取も可能?
「オフィス移転に伴って家具も一新したいが、古い事務机をどうやって処分すればいいのだろう…?」「古くなって使いづらいので、買い替えのためにも古いものを廃棄したい!」 そのようにお悩みではありませんか? 実はオフィスで使用した事務机は、一般家庭での家具のように、粗大ごみには出せないケースが多いです。では一体どのように捨てればいいのか、困りますよね。 ここではオフィス事務机の処分方法や注意点などについて、細かく解説していきます。 オフィスで使用した事務机の廃棄方法 事務机やスチールデスクを始めとしたオフィス家具は、基本的に家庭の粗大ゴミで処分できない点に注意が必要です。事業所で出たゴミの多くは「産業廃棄物」となります。もし産業廃棄物にならないゴミでも事業系一般廃棄物となり、いずれにしても家庭を対象とした粗大ゴミでは処分ができません。